イスラム組織ハマスは11日、パレスチナ自治区ガザで続く戦闘をめぐってアメリカのバイデン大統領が公表した停戦案に、「前向きに取り組む用意がある」と回答しました。ハマスは停戦案への回答を仲介国のエジプトなどに伝えたと明らかにし、「戦争を終わらせる合意に達するため、前向きに取り組む用意がある」と表明しました。一方で、詳細は明らかにしなかったものの、回答の中ではガザへの攻撃の完全停止と、イスラエル軍の完全撤収を重視したと説明しました。アメリカが5月公表した停戦案では、第1段階で6週間の停戦をしてハマスが人質の一部を解放し、第2段階で「恒久的な敵対行為の停止」を実現してイスラエル軍がガザから撤収し、第3段階で復興計画を始動させる内容となっています。
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