ウクライナからの避難者が小学生に料理教室（2022年8月23日）

ウクライナから避難してきた人が子どもたちにウクライナの伝統料理を教える料理教室が23日、横浜市で開かれました。料理を教えたのは、今年３月にウクライナの南部ミコライウから避難してきたナタリヤ・オノフリクさんで、小学１年から６年の６人の児童と保護者の合わせて12人が参加しました。
この日作ったのは、ウクライナの伝統的家庭料理「ヴァレニキ」です。
日本の水ギョーザに似ていて、皮にジャガイモと玉ねぎを包んで作ります。
小学生たちは、一人一人、ナタリヤさんから声をかけられながら、中に包むマッシュポテトを作ったり、皮を小麦粉から作るなど、初めてのウクライナ料理にチャレンジします。
ナタリヤさん「すごい、すごい。」
参加した小学生「難しいです。ジャガイモとかつぶすのに、力がいる。」
およそ３時間かけて料理を完成させ、自分たちの作った料理を味わいました。
参加した小学生「おいしい。」「楽しかった。」
講師を務めたナタリヤさんは、今、横浜に住む娘の家に避難してきています。
夫と息子がウクライナに残っています。
ナタリヤさんはウクライナ料理を通じて、ウクライナの現状をもっと日本の子どもたちに知ってほしいといいます。
ナタリヤさん「子どもたちの笑顔を見るとストレスや不安を忘れ、自分も笑顔が出て温かい気持ちになります。」
この料理教室を企画したのは料理レシピサービスの「クックパッド」です。
クックパット担当者「（避難者は）家族がバラバラになってしまった中で慣れない日本に来て、日本の家庭とウクライナの家庭をどうつなぐかと私たちは料理の力が活用できないかと考えて、家庭料理の料理教室をしている。」
今回の料理教室は、参加費は１組3,000円で全額、ウクライナからの避難者の支援などに寄付されます。

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