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アメリカ大統領選挙の開票始まる 両候補が大接戦

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アメリカ初の女性大統領を目指す民主党のハリス副大統領か、返り咲きを目指す共和党のトランプ前大統領か。アメリカの大統領選挙は日本時間6日午前8時から一部の州で開票作業が始まりました。最新の情勢についてワシントン支局の中村記者の中継です。
中村記者:
歴史的な大接戦となった、ハリス氏とトランプ氏の対決はすでに全米の40を超える州で開票作業が始まりました。全米の支持率で両候補相譲らず、横一線の状況となっています。
ハリス氏支持者「米国をまとめる未来にふさわしい大統領だろう。経済を立て直し、中流階級を支援してくれる」
トランプ氏支持者「トランプ氏は経済を改善してくれるだろう。2期目はもっと謙虚になると思うし国境の安全は確保する必要がある」
アメリカの主要メディアによりますと、日本時間午前11時時点でハリス氏はバーモント州やマサチューセッツ州など4つの州と首都ワシントンで、トランプ氏はインディアナ州やケンタッキー州など10の州で勝利を確実にしました。一方で郵便投票を含む期日前投票は有権者の3分の1以上にあたる、およそ8,600万人が利用した今回の選挙。史上まれにみる大接戦のため、勝者の決定には時間がかかる可能性が高いとみられています。選挙活動を終えた民主党のハリス氏は首都ワシントンに、共和党のトランプ氏はフロリダ州に戻りました。この後、ハリス氏は母校であるハワード大学で、トランプ氏は自らの邸宅「マールアラーゴ」で開票の行方を見守る見通しです。ペンシルベニア州は選挙人の人数が19人と激戦州の中では最大で、この州を落とせば敗北に直結するとまで言われています。ただ、ペンシルベニア州は州の規則により、投開票当日まで郵便投票の開封作業ができないことから結果が判明するのがずれ込む見通しとなっています。選挙の見通しについてハリス氏の陣営からは「楽観的」、トランプ氏の陣営からは「自信がある」との声も聞かれる中、両陣営ともに、しばらくは開票結果にかたずを呑む展開が続きそうです。

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