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なぜ「7月」を「ヒチガツ」と発音してしまうのか? スパコンなどで解明(2021年4月12日)

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豊橋技術科学大学などの研究チームは、
関東や東北地方の方言などで観察される
「シ」と「ヒ」の発音が混同する現象のメカニズムを
解明したと発表しました。
東京や東北などでは、
「東」を「シガシ」と、また、
「髭」を「シゲ」と発音する現象が知られていて、さらに、
「7月」を「ヒチガツ」と発音する人は
日本中に広くいると見られています。

この原因を突き止めるため、研究チームは、
「シ」と「ヒ」をそもそも私達はどのように区別して
発音しているのかを調べました。

「シ」と「ヒ」の発音は、
舌の前後の位置を変えることで区別するのが通常ですが、
一部の被験者では、舌の位置がほとんど同じだったということです。
研究チームは、
「舌の前後の位置を変えずに、「シ」と「ヒ」を発音することが
混同の主な要因だ」
としています。

一方で、舌の位置を変えずに「シ」と「ヒ」を発音する人は、
どのようにして区別しているのでしょうか。

こちらは、口の形を模したモデルにおいて、
「シ」の音を発音しているときの、空気の流れを
スーパーコンピュータでシミュレーションしたものです。
この空気の流れで生み出される音は、こちらです。
確かに、「シーーーー」と聞こえますね。

一方コチラは、「ヒ」の音を発音しているときの、空気の流れです。
確かに違いが出ていますね。

この2つのモデルにおいて、舌の前後の位置は全く同じ。
唯一の違いは、「舌の左右方向の形状」です。
「シ」の発音の際は、舌が左右方向に丸まっていて、
空気の通り道が狭くなりますが、
「ヒ」の発音のときは、より舌が平らで、
空気の通り道が広くなっています。

研究チームは、
「子音の分類において、舌の左右方向の形状が
重要となってくることは新たな発見だ」
とコメントしています。

豊橋技術科学大学・吉永司助教
「発音障害を持っている人に関して、うまくヒとシが区別できずに滑舌が悪いと言われてしまう人に、こうやって舌の形を動かしたらよりはっきりと喋れますよといった治療ができたり、言語聴覚士の方に広く知ってもらうことで発音障害の治療に活かせたら。」

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