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【コミケ87】NHK初出展で“薄い本”配布 狙いは大河「花燃ゆ」PR 【MAiDiGiリポート】

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 NHKが、東京ビッグサイト(東京都江東区)で12月28日に開幕した日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)87」の企業ブースに出展した。民放各局は同イベントに出展しているが、NHKは初出展で、大河ドラマ「花燃ゆ」のPRキャラクターの「もゆるん」の着ぐるみが登場。「花燃ゆ」の幕末の志士に扮(ふん)したコスプレコンパニオンが人気イラストレーターの西又葵さんや星野リリィさんの描き下ろしのイラストなどが掲載された“薄い本”を配布している。
 ブースでは、「ログ・ホライズン」「境界のRINNE」「山賊の娘ローニャ」「ベイビーステップ」といった同局のアニメを紹介。「NHKニュースウオッチ9」の気象コーナーのキャラクターの「春ちゃん」、受信料の住所変更などをPRするアイドルの橋本環奈さんのパネルも展示しているほか、映像や“薄い本”で受信料の支払いを訴えている。“薄い本”には、春ちゃんやもゆるんのイラストやマンガが掲載されている。また、「ベイビーステップ」の主人公・丸尾栄一郎役の村田太志さんら声優のトークショーも行われる。
 同局の担当者は出展の狙いを「大河ドラマをPRするにあたり、新しいことをやってみよう!と考えた。NHKとコミケの接点を総動員した」とコメント。「花燃ゆ」は、「機動戦士ガンダム」のシャア・アズナブル役の声優の池田秀一さんがナレーター、「機動警察パトレイバー」などの川井憲次さんが音楽を担当し、もゆるんの声を人気声優の戸松遥さんが務めることから、ドラマをPRする場としてコミケを選んだという。また、NHKはアニメ関連のイベントに出展したことはあるが、コミケとの違いについて「コミケは勢いが違う。熱いですね。どう受け止められるのか楽しみ」と話していた。
 コミケは、1975年に始まったマンガや小説、ゲーム、音楽などの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されている。ブースには、同人誌を販売する一般ブースと商業作品を扱う企業ブースがあり、企業ブースは、95年夏から導入され、96年冬から本格的にスタートした。企業ブースは出版社やアニメ会社、ゲームメーカーの出展が大半だったが、近年はホンダやグーグル、マイクロソフトなどさまざまな“無縁企業”が出展している。なお、コミケで春ちゃんのグッズが販売されたことはあったものの、NHK自体の出展は今回が初めて。コミケ87は30日まで開催。
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演芸 - Entertainment
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