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「停戦望むならハマスに圧力を」 米、交渉失敗すればハマスとの独自交渉を検討か

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中東を歴訪しているアメリカのブリンケン国務長官は10日、イスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ自治区ガザをめぐる新たな停戦案を協議しました。協議でブリンケン氏はバイデン大統領が5月公表した停戦案について、各国の首脳が支持すると強調し、停戦案を前進させるよう促したとみられます。これに先立ち、ブリンケン氏はエジプトを訪れ、アラブ諸国に対しイスラム組織ハマスが停戦案に合意するよう働きかけました。
ブリンケン国務長官「イスラエルは停戦案を受け入れた。中東地域全体の政府や人々に伝えたい。停戦を望むのであれば、ハマスに『イエス』と言うよう迫ってほしい」
一方、停戦交渉が失敗した場合、バイデン政権が人質の解放を目指しハマスと独自に交渉することを検討しているとアメリカのメディアが報じました。イスラエルを排除した形での交渉には、ネタニヤフ政権に外交的圧力をかける狙いもあるとみられます。こうした中、国連の安全保障理事会は10日、停戦案の速やかな履行をイスラエルとハマスに求める決議を採択しました。

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