ロシア政府は、日本の商社が参加するロシア極東沖の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」について、新たな運営会社の設立を決定しました。ロシアのタス通信によりますと、ロシア政府は「サハリン2」の運営を引き継ぐ新会社をサハリン州の州都ユジノサハリンスクに設立し、従来の運営会社サハリンエナジーの代表がトップを務めるとする政令を2日付けで出しました。従来のサハリンエナジーには三井物産が12.5%、三菱商事が10%をそれぞれ出資しています。三井物産と三菱商事は引き続き事業に参加を希望する場合、新会社の設立から1ヵ月以内に通知する必要があります。ロシア政府の決定を受け、萩生田経済産業大臣は「わが国のエネルギーの安定供給のためにはサハリン2は極めて重要な拠点で、維持を続けていくことに基本的には変わりありません」と述べました。
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