アメリカの金融大手2社が4月から6月期の決算を発表しました。足元の経済状況や今後の先行き懸念を受け大幅な減益となりました。ゴールドマン・サックスは1年前から大幅な減収減益、純利益は47.9%のマイナスでした。1株利益は市場予想を上回りました。IPO=新規株式公開や社債の発行などが減り、投資銀行部門が低調だったことが影響しました。一方で、為替や商品などの取引が増えグローバルマーケッツ部門は好調でした。またバンク・オブ・アメリカは増収減益で、純利益は33.8%のマイナスでした。1株利益はわずかに市場予想を下回りました。投資銀行業務の収入の減少を金利の上昇に伴う純金利収入の増加で補ったものの、規制関連の費用や貸倒引当金を計上したことが収益を圧迫しました。
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