証券取引等監視委員会は三菱UFJ銀行とグループの証券会社2社に行政処分を行うよう、金融庁に勧告する検討に入ったことがわかりました。関係者によりますと、三菱UFJ銀行と三菱UFJモルガン・スタンレー証券、それにモルガン・スタンレーMUFG証券の3社は同意を得ずに顧客企業の経営に関する情報を共有し、金融商品取引法に違反した疑いがあるということです。金融商品取引法は顧客を保護するためにグループ内の銀行と証券会社の間で情報共有を制限していますが、証券会社2社は顧客に無断で銀行から経営情報を入手し、自社の営業活動に利用していたとみられています。証券取引等監視委員会は金融庁に対し、3社に行政処分を行うよう来週にも勧告することを検討しています。
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