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遠山研究室 - 3つの視点から導きだされるITの発展を目指す

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慶應義塾大学理工学部情報工学科 遠山研究室では、ITを支えるデータベースの技術をシンンプルで効率よく運用できるように3つの視点からアプローチをしています。
拡張、結合、応用、この3つの視点から新しいシステムを構築、実装を目指して研究しています。
Q. まず最初にSQLの拡張ということで、まさにその名の通りですけれどもスーパーSQLと言う言語を開発しています。SQLというのはデータベースから情報を取り出す、そしてそれを合成するというような働きを持っていますけれども、取り出した情報を例えばウェブで使うためには、更にそこでプログラムを書いてウェブに変換するという事をしなければなりません。スーパーSQLはデータベースからデータを取り出すだけではなくて、それを最終的な利用できる形に加工するまでの事を一つの言語の中で行う、そういう目的の言語です。
遠山研究室で開発が進められているスーパーSQLは研究室でも歴史が古く、多くの学生が研究に携わってきました。近年では、実用化が進み、このスーパーSQLで構築する事によって既存のHTML+より少ないコード量で様々な端末のwebアプリが生成可能です。
Q. データベースの技術をそれ以外のITの分野の色んな技術と結び合わせる事によって、その分野の技術を飛躍的に増大させようという考え方で、私達はこれでRMXと言うシステムを作っています。RMXと言うのは、データベースと皆さんの良く使われている電子メールですね、これを一つの技術にまとめ上げたものでして、メールが到着した時にそこに書かれているアドレスによってデータベースの検索が行われて、その検索結果をもとにそのeメールが配送される、そのようなシステムです。
さまざまなルールをSQLで予め設定する事によって、一部のグループやグループを組み合わせた複雑な宛先を指定する事が可能になります。
そして、遠山研究室では長年の研究で培われたデータベース技術を応用する研究も進めています。それはweb indexと呼ばれる技術で、ブラウザに表示されているワードと任意のwebサイトのデータを結合させることにより、そのwebサイトの情報に簡単にアクセスすることができます。このように遠山研究室では常に独自性の高い研究を目指し今後も研究開発を行います。
Q. 基本をなるべくシンプルなものを開発し、ただしそのシンプルなものを幾らでも自由に組み合わせができるように何か一つアプリケーションをつくってそこで終わりというのではなくて、技術の種をつくってそれが組み合わさって色んな事に応用できる、そのような事を、研究テーマを選ぶ時には基本方針として考えています。
Category
教育 - Education
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