日銀が3日発表した9月の短観=企業短期経済観測調査で、大企業製造業の景況感を示す指数が、3期連続で悪化しました。大企業製造業の景況感を示す業況判断指数はプラス8となり、6月に実施した前回調査から、1ポイント悪化しました。中国のロックダウンなどによる部品不足の影響は和らいだものの、ウクライナ情勢や円安による原材料コストの高騰が収益を圧迫しました。中でも石油・石炭製品が13ポイント、非鉄金属が12ポイント悪化しました。一方で、大企業非製造業の景況感を示す指数は、1ポイント改善したプラス14で、2期連続の改善となりました。通信や宿泊・飲食サービスなど、16業種のうち9業種が改善しました。
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