FRB=連邦準備制度理事会のウォラー理事は8日の講演で政策金利について言及し、「現在、市場で予想されているよりもより長期間、より高い水準まで、利上げする可能性がある」と述べました。また、1月の雇用統計の結果が市場予想を大幅に上回ったことを受けて、「今後数カ月間は、インフレ率に上昇圧力がかかり続ける可能性がある」と警告しました。一方、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は8日、インフレ率を目標の2%に戻すためには、「数年間は、十分に引き締め的な政策を維持する必要がある」との考えを示しました。FRBは今年末の政策金利の見通しを5%から5.25%の間とし、市場ではこれが金利の到達点と認識されています。この水準についてウィリアムズ総裁は、市場予想を上回る強さを見せた1月の雇用統計を踏まえても、「合理的な見方だ」との認識を改めて示しました。
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