ロシア産の天然ガスをドイツに送る海底パイプラインで去年発生したガス漏れについて、親ウクライナ派の集団による攻撃が原因だった可能性があると、アメリカメディアが7日報じました。ニューヨーク・タイムズはアメリカ情報当局の機密情報として、海底パイプライン「ノルドストリーム」への破壊工作を行ったとされる集団は、ロシアのプーチン大統領に敵対する勢力とみられ、実行者はウクライナ人かロシア人、またはその両者から構成されるグループの可能性が高いと伝えています。ただ、ウクライナ政府関係者が攻撃に関与した証拠はなく、依然として不明な点が多いということです。こうしたなか、国連のグテレス事務総長はウクライナを訪問し、8日にゼレンスキー大統領と会談する予定で、ロシア側がけん制しているウクライナ産の穀物輸出の合意延長について協議する見通しです。
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