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宮崎あおい、仏女優ジュリエット・ビノシュと対面で「涙が出そう」

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 映画「万引き家族」などで知られる是枝裕和監督の最新映画「真実」(10月11日公開)のジャパンプレミアが10月3日に東京都内で開催され、来日を果たした仏女優のカトリーヌ・ドヌーヴさん、ジュリエット・ビノシュさん、吹き替えを担当した宮本信子さん、宮崎あおいさん、佐々木みゆちゃん、是枝監督が登壇した。ビノシュさんが演じるリュミールの声を担当した宮崎さんは「このお話をいただいてから、おうちで時間が許す限りDVDを見ていた。ビノシュさんのお顔をずっとずっと見ていたので、昨日初めてお会いしたときには涙が出てきそうになって。棒のように固まり、監督に笑われてしまいました」と感激の思いを語った。
 フランスの大女優と同じステージに並び、「恐縮で幸せな1日」と喜びをにじませた宮崎さんは「ビノシュさんの気持ちを一緒に共有できた感覚があり、とても幸せなお仕事だった」と笑顔を見せた。ドヌーヴさん演じる国民的大女優ファビエンヌの声を宮本さん、「万引き家族」に出演した子役のみゆちゃんがリュミールの娘・シャルロットの声を担当したが、是枝監督は「みゆちゃんはずっと声の仕事をやりたいと思ってたんだよね。オファーがきたときに『よし!』って思ったんだよね。よかった」とにっこり。
 
 さらに「宮本さんは、お引き受けいただけるときに『自分の中の侍が断ってはいけない』とおっしゃっていた。侍がいてよかった。あおいさんは年齢的には(役柄より)若いんですが、少年からおばあちゃんまで演じ分けられる女優さん」と分析。「とてもいいバランスでアンサンブルができた」と吹き替え版にも胸を張り、フランスの大女優と仕事ができたことについて、「映画が人をつないでくれた」と感無量の面持ちを見せていた。
 映画は、国民的大女優ファビエンヌが「真実」というタイトルの自伝本を発表したことから、次第に母と娘の間に隠された、愛憎渦巻く“真実”があぶり出されていく……という物語。是枝監督初の国際共同製作作品で、今年度のベネチア国際映画祭コンペティション部門へ正式出品され、オープニング作品として上映された。
 *宮崎あおいさんの「崎」は「たつさき」。
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演芸 - Entertainment
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