東京都奥多摩町で2003年、元飲食店従業員・古川信也さんの切断された遺体が見つかった事件で、殺人などの罪に問われている紙谷惣被告の裁判が開かれ、検察側は「共犯者らと意思を通じ、古川さんを殺害したと認められる」と主張し、懲役20年を求刑しました。検察側は共犯者の証言などから、紙谷被告が殺害時に、古川さんの身体を押さえる役割を担ったと指摘しました。その上で事件後、およそ17年にも渡り、逃亡生活を続けたことを挙げ、反省の態度も表面的だとしました。一方の弁護側は、紙谷被告には、古川さんが殺害された場面の記憶がないことや、共犯者の証言は曖昧で信用性がないことなどを指摘し、「紙谷被告がその場にいなかったことは明らかだ」と、殺人には関与していないと主張しました。
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