ロシアの民間軍事会社ワグネルによる武装反乱は、ロシア軍の今後のウクライナへの侵攻に影響する可能性が出ています。ロシアは、軍事面と内政の両面で難しい局面に立たされています。イギリスのフィナンシャル・タイムズは、ワグネルの創設者プリゴジン氏が消息不明になったことにより、もしワグネルが消滅すれば、ロシアは、「ウクライナで最も効果的な軍事力を失うことになる」と指摘しました。一方、ロシア国防省は26日、ショイグ国防相が、「特別軍事作戦」の行われている地区を視察する映像を公開しました。軍に動揺が広がっていないことを示す狙いがあるとみられます。こうした中、中国の外務省はさきほどの定例記者会見で、ワグネルの反乱について「ロシアの内政問題だ」としたうえで、「中国はロシアが国家の安定を維持し、発展と繁栄を達成することを支持する」と述べました。
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