ウクライナの首都キーウ近郊でロシア軍の撤収後に民間人とみられる多数の遺体が見つかった問題で、アメリカやヨーロッパはロシアに対し、「戦争犯罪だ」と非難するとともに国際法廷で責任を追及する姿勢を強めています。ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、少なくとも410人の遺体が見つかったブチャの街を訪れました。ゼレンスキー大統領は破壊されたブチャの街の様子を視察した後、記者団に対しロシアによる「虐殺」と非難しました。一方、アメリカやEUは「戦争犯罪だ」としてロシアを国際法廷で追及する姿勢を強めています。アメリカのバイデン大統領は4日、このように述べた上で国際法廷でロシアを裁くため「あらゆる詳細な証拠を集めるべきだ」と訴えるとともにロシアへ追加の制裁を科す意向を示しました。また、この問題を受けてドイツとフランスの外務省は、それぞれ自国に駐在するロシアの外交官の追放を決めたと発表しました。
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