イスラエルとイスラム組織ハマスの武力衝突が始まって7日で1カ月となります。アメリカのバイデン大統領は6日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、戦闘の一時停止の可能性を協議しましたが、結論は出なかったとみられます。ホワイトハウスによりますとバイデン大統領とネタニヤフ首相はパレスチナ自治区ガザの住民の安全な退避や人質解放に向けた「戦術的な戦闘の一時停止の可能性」について協議しました。ただ、結論は出なかったとみられ、話し合いを続けることで一致しました。一方、ネタニヤフ首相はアメリカのABCテレビのインタビューでハマスが人質を解放しない限り停戦はしないと改めて強調しました。ハマスの奇襲で戦闘が始まって7日で1カ月になりますが、戦闘による死者は、ガザ側だけで1万人を超え、イスラエル側と合わせて1万1,400人以上となりました。こうした中、G7=主要7カ国の外相会合が7日から東京で始まります。イスラエルの地上作戦の拡大で戦闘が激化するガザの情勢が議論の中心になるとみられます。
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