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コロンビア大 伊藤教授講演 「大学ファンド」で日本研究力は【モーサテ】(2023年10月10日)

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2023年のノーベル賞は全部門で受賞者が発表されました。毎年、候補者として日本人の名前があがる一方、世界の研究分野では日本の存在感が失われつつあります。こうした状況を打開する「切り札」として、政府が創設したのが、10兆円規模の「大学ファンド」です。先週、コロンビア大学の伊藤隆敏教授が、この「大学ファンド」をテーマに講演し、日本の研究力の低下に警鐘を鳴らしました。2022年、政府によって創設された「大学ファンド」は、株式や債券で運用し、およそ3%の運用益を目指しています。年間3,000億円を上限に、最長25年、選ばれた大学に支給する枠組みで、9月、初の対象校として東北大学が選ばれました。ただ、2022年度の運用実績は、世界的な債券価格の下落などの影響で604億円の赤字となり、厳しい船出となりました。「大学ファンド」の運営を軌道に乗せるのと同時に、支援を受ける大学側の抜本的な改革も必須だと、伊藤教授は指摘します。

#ノーベル賞 #コロンビア大 #伊藤隆敏

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