ロシアによるウクライナ侵攻から1年を迎え、ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、会見し、中国がウクライナ情勢に関する文書を発表したことについて一定の評価をする一方、動向を注視する考えを示しました。中国はきのう、ロシアとウクライナ双方の歩み寄りと、全面的な停戦を呼びかける文書を発表しました。ゼレンスキー大統領はその文書について、中国がウクライナと同様に「領土の一体性」を重視している点は評価する一方、それがロシアに脅かされていると訴え「ウクライナの全領土からのロシア軍の撤退を含まない和平案は受け入れない」と強調しました。また、ゼレンスキー大統領は習近平国家主席と会談を計画していることも明らかにしました。一方、アメリカのバイデン大統領はABCテレビのインタビューで中国の「和平案」について言及し、「ロシアの利益にしかならない」と批判しました。
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