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ウクライナのゼレンスキー大統領「防衛緩めない」と停戦交渉の結果に慎重姿勢(2022年3月30日)

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ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、ロシアとの停戦交渉について「前向きなシグナルを得た」としつつ、「防衛を緩めることはない」と慎重な姿勢を示しました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領「協議から前向きなシグナルを受け取った。しかし、ロシアの砲弾の爆発音が消えるわけではない」

ゼレンスキー大統領は、「われわれを破壊しようとするロシアの言い分を信用する理由はない。過去の経験から、具体的な結果のみが信頼できることを学んでいる」と述べ、「防衛を緩めることはない」と慎重な姿勢を示しました。
トルコで29日に行われた停戦交渉では、ロシア側は、ウクライナの首都キエフなどで軍事作戦を大幅に縮小すると表明し、ウクライナ側は、関係国が自国の安全を保障すれば、NATO=北大西洋条約機構への加盟を断念する「中立化」を受け入れる方針を示しました。

アメリカ国防総省 カービー報道官「これは本当の撤退ではなく再配置だ。キエフへの脅威が終わったわけではない」

一方、アメリカ国防総省のカービー報道官は29日、キエフ周辺から撤退したロシア軍の部隊は再配置で、他の地域に戦力を集中するための動きだとの見方を示しました。
また、脅威は残っているとし、「だまされてはいけない」と強調しました。

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