Write For Us

きっかけは「日本の伝統芸術」MITが滑らない靴開発

E-Commerce Solutions SEO Solutions Marketing Solutions
124 Views
Published
アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)が開発したというこのシューズ。
靴底には、美しい幾何学模様。その特性とは。

靴に力を加えない場合は、靴底は平らな構造ですが、
力を加えて折り曲げると、立体的な構造に変化します。
これがスパイクの役割を果たし、地面との摩擦が増え、滑りにくくなるのだといいます。

2次元の構造から、3次元の構造を生み出すというこの発想、
日本の伝統的な芸術、切り紙(切り絵)に触発されたということです。

研究者たちは、ボランティアによる実験を行い、スニーカーやブーツなど様々な靴に、
開発した切り紙のコーティングを貼り付けて、氷の上を歩いてもらいました。
その結果、摩擦の発生量が20%から35%も高くなったといいます。

研究者たちは、
「この切り紙コーティングは、軽量で着脱が簡単な上に、摩擦に優れている。滑りや転倒のリスクを軽減することができ、公衆衛生上重要な役割を果たす可能性がある。」
とコメントしています。

引用元
●論文:Nature Biomedical Engineering(※オープンアクセスはAbstractのみ)
Sahab Babaee et al., Bioinspired kirigami metasurfaces as assistive shoe grips
https://www.nature.com/articles/s41551-020-0564-3

●プレスリリース:MITのHP
http://news.mit.edu/2020/coatings-shoe-bottoms-improve-surface-traction-0601

●プレスリリース:EurekAlert!
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/miot-cfs052820.php

#靴#切り紙#MIT#マサチューセッツ工科大学#kirigami#切り絵#kirie
Category
ニュース - News
Sign in or sign up to post comments.
Be the first to comment