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【中継】広域強盗事件 4人同時送還は不透明(2023年2月6日)

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一連の広域強盗事件に関連して、特殊詐欺に関わった疑いで逮捕状がでている4人のうち、渡邉優樹容疑者と小島智信容疑者のフィリピン国内での裁判について、棄却の結論は示されませんでした。裁判結果が容疑者の移送にも影響をあたえるため、判断が注目されていました。フィリピンの司法省前には妹尾記者がいます。

妹尾記者:
フィリピンの司法省です。きょうの午前中に行われた渡辺容疑者らの裁判について裁判所は結論を示さず、棄却とはなりませんでした。そのためあす4人同時の送還ができるのか不透明になりました。渡邉容疑者ら4人は、2019年に起きた特殊詐欺事件に関与した疑いで、警視庁が逮捕状を取っています。4人はそれぞれフィリピン国内での裁判を抱えていますが、すでに今村容疑者や藤田容疑者の裁判は棄却されている一方、渡邉容疑者や小島容疑者に関しては、別の事件の被告として裁判が続いています。2人の裁判の棄却が認められなかったことについて、フィリピンのレムリヤ法相は、次のようにコメントしました。

レムリヤ法相「うまくいけば明日(4人)全員の送還ができると思う。そのために全力で取り組んでいる。」

そして先程、警視庁などの捜査員およそ15人が成田空港に到着しました。このあとフィリピンに向けて出発します。すでに裁判が棄却されている2人に関しては、明日にも日本に送還される見通しです。司法省ではこのあと日本時間午後5時ごろから会見をする予定で、今後フィリピン政府がどのような対応を取るかが注目されています。
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