新型コロナウイルス対策として、
マスクの着用が有効であるとする研究結果が相次いでいます。
アメリカのテキサスA&M大学などの研究チームは、
マスクの着用が、新型コロナウイルスの流行抑制に最も効果的だとする
研究結果を発表しました。
研究チームは、流行の中心地となった中国・武漢、イタリア、アメリカのニューヨーク市の
感染状況と導入された対策を分析。
その結果、マスクの着用が義務化されているか否かが、
パンデミックの傾向を形づける決定要因だと結論づけています。
たとえば、こちらは、1日の新規感染者の推移を表したグラフです。
上のグラフは、マスクがアメリカで唯一義務化されたニューヨーク市のグラフ。
下のグラフは、ニューヨーク市を除くアメリカのグラフです。
ニューヨークでは、マスクを義務化した4月17日以降、
新規感染者は1日あたりおよそ3%の減少傾向ですが、
ソーシャルディスタンスと外出自粛だけのアメリカ全土では、
4月4日以降、1日あたりおよそ0.3%の増加傾向となっていて、
研究チームは、「マスクの重要性が確認された」と述べています。
また、別の研究報告も。
イギリスのケンブリッジ大学などの研究チームは、
マスクを広範囲に着用することで、
新型コロナの感染第2波を防ぐことができるとする研究成果を発表しました。
研究チームが行った数理モデリングによりますと、
人口の50%以上の人が日常的にマスクを着用することで、
一人の感染者が平均何人にうつすかを表す指標、
「実効再生産数」を1以下に抑えることができ、感染の蔓延を緩和できるとしています。
研究チームは、
「マスクを広く着用することで失うものはほとんどないが、
得られる利益は大きなものになるだろう。」
とコメントしています。
※引用元
●論文:Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America
Renyi Zhang et al., Identifying airborne transmission as the dominant route for the spread of COVID-19
https://www.pnas.org/content/pnas/early/2020/06/10/2009637117.full.pdf
●論文:Proceedings of the Royal Society A
Richard O. J. H. Stutt et al., A modelling framework to assess the likely effectiveness of facemasks in combination with ‘lock-down’ in managing the COVID-19 pandemic
https://royalsocietypublishing.org/doi/pdf/10.1098/rspa.2020.0376
●2つ目の論文のプレスリリース:EurekAlert!
Widespread facemask use could shrink the 'R' number and prevent a second COVID-19 wave
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/uoc-wfu060920.php
マスクの着用が有効であるとする研究結果が相次いでいます。
アメリカのテキサスA&M大学などの研究チームは、
マスクの着用が、新型コロナウイルスの流行抑制に最も効果的だとする
研究結果を発表しました。
研究チームは、流行の中心地となった中国・武漢、イタリア、アメリカのニューヨーク市の
感染状況と導入された対策を分析。
その結果、マスクの着用が義務化されているか否かが、
パンデミックの傾向を形づける決定要因だと結論づけています。
たとえば、こちらは、1日の新規感染者の推移を表したグラフです。
上のグラフは、マスクがアメリカで唯一義務化されたニューヨーク市のグラフ。
下のグラフは、ニューヨーク市を除くアメリカのグラフです。
ニューヨークでは、マスクを義務化した4月17日以降、
新規感染者は1日あたりおよそ3%の減少傾向ですが、
ソーシャルディスタンスと外出自粛だけのアメリカ全土では、
4月4日以降、1日あたりおよそ0.3%の増加傾向となっていて、
研究チームは、「マスクの重要性が確認された」と述べています。
また、別の研究報告も。
イギリスのケンブリッジ大学などの研究チームは、
マスクを広範囲に着用することで、
新型コロナの感染第2波を防ぐことができるとする研究成果を発表しました。
研究チームが行った数理モデリングによりますと、
人口の50%以上の人が日常的にマスクを着用することで、
一人の感染者が平均何人にうつすかを表す指標、
「実効再生産数」を1以下に抑えることができ、感染の蔓延を緩和できるとしています。
研究チームは、
「マスクを広く着用することで失うものはほとんどないが、
得られる利益は大きなものになるだろう。」
とコメントしています。
※引用元
●論文:Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America
Renyi Zhang et al., Identifying airborne transmission as the dominant route for the spread of COVID-19
https://www.pnas.org/content/pnas/early/2020/06/10/2009637117.full.pdf
●論文:Proceedings of the Royal Society A
Richard O. J. H. Stutt et al., A modelling framework to assess the likely effectiveness of facemasks in combination with ‘lock-down’ in managing the COVID-19 pandemic
https://royalsocietypublishing.org/doi/pdf/10.1098/rspa.2020.0376
●2つ目の論文のプレスリリース:EurekAlert!
Widespread facemask use could shrink the 'R' number and prevent a second COVID-19 wave
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/uoc-wfu060920.php
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